レンタルビデオヒストリー《創生期1980年~1989年-中編~狂乱に巻き込まれる大企業②~》
レンタルビデオ批評家 犬岡淳さんより 投稿いただきました。
ベータとの規格戦争が終わり(規格戦争はwikiで)VHSのデッキが売れまくり、レンタルビデオ人気が上がるとソフト需要を狙いあらゆる業種がこぞってビデオに新規参入。
家電では東芝、FUNAI、TDK、規格争いに敗れたソニー。
商社では住友、丸紅。玩具ではバンダイ、学研。出版では講談社、徳間そして大陸書房。
さらに謎の新興勢力としてドーベルマン、SHOWA、映音、ミミビデオ、ギャガ、マウントライト。
直接買い付ける会社や買い付けたライセンスを国内メーカーに売りまくる会社。
誰も買い手がつかず直接販売する大手商社(丸紅ビデオ)など。
これらの会社は大企業(一部を除く)なのにこぞってB級アクションや低予算ホラーを買い付け国内店舗に販売。
レンタル店に高額で売れ、回転した、それが時代だった。
そして現在ではビデオバブルと言われる狂気と幸福の時代に突入する。
犬岡淳(レンタルビデオ批評家)