レンタルビデオヒストリー《黄金期1990年~1998年~バブル崩壊からのスタート~》

レンタルビデオ批評家 犬岡淳さんより 投稿いただきました。

 

 

レンタルビデオヒストリー《黄金期1990年~1998年~バブル崩壊からのスタート~》
順調に成長していた業界に宮崎事件によるメーカーや店舗に対する圧力、ビデオバブルの崩壊。そして本物のバブル経済まで崩壊し業界全体が暗雲と不安を抱え90年代がスタートする。
この頃はまだまだ新しい商材が生み出さる機運があり、再び店や業界に活況を取り戻す。まず店側は女性や子供でも入りやすい店作りを行う。
その際の牽引役やビデオでなくCDであった。ビデオを借りない女性でもCDを借りるため会員になる人が多かった。当時はJ-POPバブルの夜明け前で、音楽業界は健全に成長。
さらに過去のレコードもCD化され在庫が充実。今では信じられない事だが当時CDをシングル、アルバム7,8枚借りて良ければ買うという試して借りる人が多かった。
ビデオの方も劇場公開作、洋画のメガヒット作が充実、さらにVシネマ、オリジナルVアニメ、テレビドラマ、80年代にあまりなかった商材が次々に登場し、
女性、子供、老人まで魅了するレンタルビデオ黄金時代の幕が開ける。(一部のホラーマニアにとって苦難の時代でもある)

犬岡淳(レンタルビデオ批評家)

 

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