レンタルビデオヒストリー《黄金期1990年~1998年~時代の徒花①プロレスビデオ~》

レンタルビデオ批評家 犬岡淳さんより 投稿いただきました。

徒花シリーズ第一弾。以前も若干触れましたが当時(90年代前半)はコンテンツとして映画以外のジャンルがいくつか登場し、その中でプロレスビデオを紹介します。
以前の80年代は新日本、全日本、全女というテレビ放映のある団体だけでしたが、90年代に入るとUWF、SWS、FMW、ジャパン女子など新団体が登場。
テレビ放映の無い新団体はセル、レンタルビデオに活路を見出しリリースしまくって売れまくる。さらに新団体のUWFとSWSとジャパン女子が分裂し、
団体がさらに増えさらにアメリカのプロレスビデオも登場し全体のリリースも増えまくる。さらにK-1、シュート、パンクラスなど格闘技系も台頭し都心以外にも専門店が登場。
だがそうした人気は90年代後半に尻すぼみし、ほとんどの団体、ビデオ会社も消滅へ向かう。人気低下の要因は男子も女子も団体対抗戦のような事を行い。
その後の展開を作れなかった事と世代交代の失敗の二つが要因が挙げられます。飽きられると巻き返すのが難しくそのまま衰退してしまうのはその後違うジャンルでも見られる事になります。

 

犬岡淳(レンタルビデオ批評家)

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